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≪子犬、子猫をお迎えになる前に≫
子犬、子猫を飼うという動機といたしまして、「かわいいから」というのが理由の一つだと思います。
しかし洋服やアクセサリーを衝動買いするように単に「かわいいから」という理由だけで子犬、子猫をお求めにならないでください。
その子を迎え入れる前に【本当にこの子の一生涯を責任持って面倒を見る事が出来るのか?】という事を今一度お考え頂きたいと思います。

この日本では年間何十万匹もの犬や猫が保健所に持ち込まれ、身勝手な飼い主の為に尊い命を落としています。手放す理由は〈手におえなくなったから〉〈もういらないから〉〈引っ越すから、転勤するから〉と様々ですが、いかなる事情も犬猫を保健所に連れて行く正当な理由とはなりません。人間の都合で犬猫の命を絶ってしまうことなど絶対あってはならないのです。

「子供がアレルギーだから仕方が無い」などと言う愚かな人もいるようですが、それならなぜ事前にアレルギー検査を家族全員で受けておかないのでしょうか?
安易な気持ちで迎え入れるから悲劇が繰り返されるのです。
少しでも不安がある場合は、決して子犬、子猫を迎え入れてはなりません。
子犬、子猫を飼うと決めたら、どんなことがあっても生涯大切に可愛がり育てると決心して下さい。

我が家の猫、犬、コモンマーモセットは、繁殖期を終えた後、感謝の気持を込めて生涯悠々自適に隠居生活をおくってもらいます。
どの子も家族同然ですので、手放すなど考えられません。
≪子犬や子猫をを迎えるとそれなりにお金がかかります。≫
 
ハウス、リードやハーネス、トイレ、 食器、ブラシ他 20,000 ~ 30,000 円
食費 (月間) 3,000 円~5000円
ワクチン接種 (幼少時 2 回 ~ 3 回) 以降毎年 1 回必要 1 回 5,000 ~ 10,000 円
フィラリア予防 2,000 円 × 6 ヶ月 = 12,000 円
トリミング代 1 回 3,500 ~ 6,000 円
 

これらの他、時には体調を崩す事もあるかもしれません。獣医は保険がきかない為、通院が重なると結構な出費となります。子犬、子猫を飼うには生活にある程度余裕が必要です。

◆散歩やコミュニケーションの為の時間は絶対必要です。

忙しいからとケージに閉じ込めっぱなしのほったらかしではあまりにもかわいそうで、ストレスを貯めたり、時には反抗的な態度をとったりする原因にもなってしまいます。ガチガチにしつける必要は無いと思いますが、最低限のしつけをきっちりして可愛がってやれば、犬猫はトラブルを起こす事も無く絶対に裏切らない最良のパートナーとなります。


◆犬猫は屋内で飼育する必要があります。

日本の様に極端に暑い季節や寒い季節がある環境下では、屋外飼育に100%対応しきれる犬猫はおりません。日本犬(柴犬、紀州犬等)でさえ真夏、真冬の気温下で生活するのはかなりきついと思います。彼らは屋外でも大丈夫というわけではなく、暑さ、寒さに必死で耐えているだけなのです。犬や猫も我々人間と体感温度は変わりませんので、私達が快適と感じる環境が一番過ごしやすいのです。
猫も屋内外出入り自由にはせず、必ず屋内で飼育してください。
屋外に放してしまうと、交通事故にあったり野良猫との喧嘩や接触で感染症を患ったりする可能性があります。
出て行ったきり帰って来なくなることも有り得ますので絶対に屋外に放さず屋内のみで飼育して下さい。


◆小さなお子様(10歳以下)が居られるご家庭では十分注意が必要です。

小型犬の仔犬は小さいので幼いお子様にも抱き上げる事が出来るため、落下事故が多く発生しております
また、子犬を抱く力加減をしらず、仔犬が暴れるとついギュッと力を入れてしまい圧迫死させてしまう事故も起こっておりますので決して幼いお子様に抱っこさせないで下さい。
これらの他にもはしゃいでいて思わず子犬を踏んでしまったり、ヨチヨチ歩きの子が子犬の上に尻もちをついたりという事故も起りえます。
お子様に仔犬を触らせてあげるときは必ず保護者が付き添い、お子様を座らせてから膝の上に子犬を乗せそっと撫でさせてあげて下さい。
(お迎え入れから間もなく、環境に慣れていない子を触りすぎるとストレスがたまり、体調を崩す事があるのでご注意下さい)